ギャルリももぐさ/百草
作品/百草
Temporary Exhibition Gallery Permanent Exhibition Gallery Cafe Outline & Access Momogusa Original Masanobu Ando's Work Akiko Ando's Work Published Momogusa Blog.
   











   



暮らしの造形X
辻和美 中西なちお

2015.6.6(土) - 21(日)
11:00 - 18:00 会期中無休

在廊日|辻和美 6.6(土)7(日)
    中西なちお 6.6(土)−10(水)


コ ーヒースタンド
zoomer factory / stand 開店
6.6(土) 7(日)







元気をもらう

暮らしの造形展は「作家が切り取った日常を、生活道具や彫刻、絵画などに置き換える行為」と定義している。
 欧米と違い、日本には元々美術と工芸の境界はなかった。それを復活させて、作家の奥行きや幅の広さを紹介していきたいと企画し、5回目の今展、辻さんは一回目に続いての登場。器と料理の関係の幅がテーマである。その相手はトラネコボンボンの中西なちおさん。2年前百草で記憶のモンプチ展を開いたイラストレーターと思われている方も多いと思うが、実はお肉を使わないのにお肉を頂いたような満足感を得られる料理を作る出張料理人。今や引っ張りダコで足が8本になっちゃった位、あちこちに出張されている。その二人のコラボとして、ももぐさカフェを5日間、「TORANEKO zoomer factory」に。元気で楽しんで創作する原点を、ここで感じとって頂けたらと思う。
                                                            
百草 安藤雅信




◎出展内容
辻和美
辻和美+factory zoomer による百草のためのopaque 作品
中西なちおといっしょに考えたTORANEKO zoomer factory のプロダクト(今回限定)

コーヒースタンド
factory zoomer/stand
廣島はるやズーマスタッフの淹れるズーマブレンド


中西なちお
5日間日替わりメニューが食べれるカフェ、TORANEKO zoomer factory
TORANEKO zoomer factoryオープン記念、布袋入りクッキー 
いつも描いてる原画少し

 

 

 

 
   

 

 


  
   

ただ、ただ、作ることを楽しむ

 私がガラスを学んだアメリカ西海岸の小さなアートカレッジが名前を変えてしまった。当時はCCAC、(カリフォルニアカレッジオブアート&クラフト)という名前だったが、現在はCCAといい、最後についていたCraftをとってしまった。日本人の私には、何がどう違うのか当時からよくわかっていないのだけど、確かにステージが違う、マーケットが違う、携わる人が違う、とは、うすうす感じていた。ただ、このことだけでも、アメリカのアート界がクラフトを切ってしまいたいという強いメッセージを感じたのを覚えている。
 しかし、モノを作るということに、そんなジャンルやヒエラルキーがあるのだろうか? 現在の私の制作の思いの中心は、「生活—生きる」というところにある。そして、自分自身はもちろんのこと、さらに、その気持ちを人に手渡していきたいと、考えている。毎日の生活の中で繰り返し使うモノにこそ、使う人の身体にゆっくり深く、浸透していくものがあると思っている。些細なモノだけど、日常品の力をどこかで強く信じている。人が実際に、身体を通して体験していったことが、人間を作って成長させていくと思う。食べる。着る。住む。祈る。学ぶ。愛する。そんな人間の基本的な営みを、ちゃんとしていく。モノを作っていく人間として、そこに関わっていけたら、こんな幸せなことはない。
                                                               

辻和美


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TORANEKO
zoomer
factory

6/6 sat. 7 sun. 8 mon. 9 tue. 10 wed.

辻和美の器とトラネコボンボンのフードによるカフェ、
TORANEKO zoomer factoryがオープン。

それぞれの赤
たとえば木苺とイチジクを煮たソース
スモモのシャーベット
干しトマトのオイル漬け
ガラスを縁取る赤
もしくは赤いガラスそのものの美しさ

赤をテーマにした昼食 ¥2000 
要予約 第1部12:00- 第2部13:30-

◎要予約のランチは満席になりました

◎期間中、予約不要の軽食(玄米と野菜のべジプレート)、ドリンクメニューもご用意しています。
◎カフェで使用する器も販売致します
 ご予約頂き5日間のカフェ終了後のお渡しとなります


◎6 /11(木)−21(日)のカフェメニューは、トラネコボンボンのレシピを取り入れ
 た百草カフェスタッフによるランチプレートとなります



 


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■作家プロフィール


辻和美

カリフォルニア美術大学卒業後、1999年にガラス工房「factory zoomer」を設立。ガラス器の新しいスタンダードを目指し、デザイン・制作を行う。一方、美術家として日常生活における歪みや危うさを表現。金沢の町にアートを根付かせる活動(アナザームーブメント)をキュレーション。現在に至るまで、既成のジャンルにこだわらない独自のスタイルで国内外で、作品を展示発表。2005年直営店並びにギャラリー「factory zoomer/shop」をオープン。2008 年『Daily Life —辻和美作品集』上梓。2009年金沢市文化活動賞。2010年〜現在、生活工芸プロジェクトディレクター。2012年〜金沢広坂に「生活工芸shoplaboモノトヒト」の総合ディレクターを務める。




トラネコボンボン

料理人、中西なちおによる旅するレストラン

穀物と野菜を中心に、季節や場所に合わせた料理を提案している。
blog「記憶のモンプチ」では毎日一枚、動物の絵を更新中。
2011.3.11、避難先から友人に何か送ろうかたずねたところ
「毎日一枚動物の絵を送って」と言われてから毎日描いている。
なお「記憶のモンプチ」は茶色いトラネコが住んでいる世界の話である。2013.3「記憶のモンプチ」展をギャルリ百草で開催する。図録も制作。 









       





 



   

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