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金森正起|彫刻 humoresque|turtle neck |
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暮らしの造形W 金森正起・humoresque
2014.9.13(土) - 28(日)
11:00 - 18:00 会期中無休
作家在廊日|金森正起 9.13(土)14(日)15(月・祝)
humoresque 滝本玲子 渡辺由夏 9.13(土)14(日)15(月・祝)※15日は15時迄 |
■金森正起 |
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彫刻/平面 琺瑯皿/琺瑯薬缶/琺瑯ボウル/琺瑯片口/琺瑯箱/琺瑯薬匙/琺瑯猪口
鉄鉢/鉄茶托/鉄漆錆角盆 アルミパンチング箱/アルミゴミ箱 スプーン/照明器具
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■humoresque
Vネックワンピース/ニットパンツ/ストール/サーマル/タートルネック/裏編みクルーネック/カーディガン/コート
men's crew neck /シルクワンピース/ローンワンピース/ピンタックブラウス/パンツ/ギャザーブラウス/プリーツスカート
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見方を変えて
暮らしの造形展は、一人の作家の日常道具から美術的な作品まで、振幅の広さを紹介しつつ、更に二組か三組のグループ展にして、幅を広げるという贅沢な企画と自負している。グループ展は組み合わせの妙というか、素材や作風は異なっていても、醸し出す空気感や指向性の似た者同士が結果として面白くなる。簡単そうで難しい組み合わせに、毎回頭を悩ませている。
鉄の作家と衣服ブランドと書くと、今展は意外な組み合わせと思われるかもしれないが、金森君とユーモレスクの主宰者の一人である滝本さんの人物像の輪郭線をなぞって頂けると、何が展開されるのだろうかと想像が膨らむ。僕はバンドを長くやっていたので、この人どういう人かなと迷う時、演奏楽器で例えて推測する。手足4つをバラバラに連動させるドラマーは、理論より直感で仕事をする。滝本さんはデザイン事務所主宰、喫茶「R」、エプロン商会、ユーモレスクと場を連想させながら広げてこられたドラマータイプ。その後ろやワキで控えていそうに見えて、時にはリードギターにもなる渡辺さん。二人のバトルとバランスが、ユーモレスクのひそやかな強さや丁寧な仕事に、あらわれているように思える。
地球上で一番多く存在する金属の鉄は、農具・武具・建築資材と人類で最も重要な素材であり、人類の歴史と共に歩んできた。衣食住の中で「住」に活躍の場が多く、錆びの問題があって「食」の場で活躍することは少なかった。そこで金森君はここ数年、工業製品とは違い、自在に作られた形の上にホーローを引くことで、生活の場に持ち込むことに成功、「食住」に活躍の場を広げてきた。楽器で言えばサックスに、最近トランペットも加わった感じである。カーテンレールや手すりなど、建築金物の分野では、センスの良さや仕事の丁寧さを発揮してきた金森君。クライアントの好みを読み取り、それ以上に良いものを提供してくれ、安心して仕事を御願いできる存在だったが、より裾野を広げ作家らしくなってきた。
今展は「衣」の分野でも初コラボが成就する。生活道具だけでなく、美術的な作品も楽しんで頂きたい企画展になりそうだ。
百草 安藤雅信
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金森正起
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1975 |
鉄工所の家に生まれる
家もほとんどない山の中で、父の建てた家で生活する
犬や猫や鶏、銀色の猫柳の記憶
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1981 |
小学生に上がる頃、名古屋市の外れに引っ越しする
絵の教室に行かしてもらうが絵を描いた記憶があまりない
ピアノを習いはじめる
近くに池がたくさんある環境で日の出とともに一人でも出掛けるほど釣りが大好きだった
ステンレススプーンを使ってルアーをつくる時、1ミリの穴開けに苦戦
折りたたみナイフの木の柄を刃物で削ったり、紙ヤスリで削ったりしていたらたまたま汚い油が染み込んでしまった
それを見て、何かを感じハッとさせられた
授業で作ったブリキのちりとり、真鍮の文鎮、キーホルダーに100点満点だと褒めて貰えたのがとても嬉しかった
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1987 |
山の中に防空壕らしい洞窟を発見し、松明をもって良く探検に行く |
1992 |
スノーボードに夢中になりおもしろい山があると聞くと、車中泊しながら廻る
大学卒業後、東北で生活
登山やバックカントリーをしたり、住みたい場所探しをはじめる
静かな雪山に入ると日本も外国もないのではないかと感じる |
1998 |
愛知、岐阜に現存していた野鍛冶を巡りはじめる
何かを作りたくていろいろな作り手を訪ねているうちに鉄の仕事に出会う
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2001 |
松岡信夫氏に弟子入りする 小さい畑で野菜を作ったり山菜を食べて生活
アクセサリーを作って表参道の路上で販売してみる
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2004 |
自分の作りたいものを見つける為に修行を辞める
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2005 |
田舎の生活に憧れていたので、岐阜県恵那市の森林組合で働きながら生活
少しずつ自分の仕事をはじめる 古物商の免許を取って業者市に行く
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2006 |
名古屋市の外れに仕事場を持つ
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2014 |
小学生の頃からあった近くの山の廃屋を手に入れる |
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humoresque
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2012年の冬 ユーモレスクは始まりました。
2013年の秋 東京 西麻布にアトリエとお店が小さく始まりました。
夏の陽の光には心地よい清涼感のあるリネンやコットン。
冬の冷たい風の日にはカシミヤのニットで温かく、包み込む。
重ねてもまだ軽く、その重なりが美しいカシミヤ。
編み地の表情を豊かにしてくれる
ニットの編み機から、糸の表現の豊かさと想像力を形にしていきます。
経年変化を楽しみ、自分の変化も楽しむように、
それぞれに何かを感じ、必要だと思えるような服を作りたい。
humoresque.jp 滝本玲子 渡辺由夏 |
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滝本玲子
1947年3月生まれ
1983年デザイン会社設立 ディレクションの傍ら 雑貨バイヤー、店舗企画、イベント企画等に携わる
コーヒーが好きなこと、自分の箱を作りたいとの思いから、2011年9月喫茶店オープン
その場所で工芸やデザイン系企画展、ワークショップなども開催している。以前から知り合いであった渡辺とユーモレスクを立ち上げる
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渡辺由夏
1973年8月生まれ
2009年アパレル会社勤務中に自身のブランド名を考え始めるものの、
ピンと来るものがなく、
諦めかけた時、頭の中でユーモレスクの楽曲が流れていた。
小気味の良い、滑稽な、気まぐれなという意味合いを持つhumoresqueに心地よさを感じる。
滝本と出会い、ユーモレスクが実現する。
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