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蚕衣無縫\
2014.4.26(土) - 5.11(日)
11:00 - 18:00 会期中無休
在廊日|真木千秋 4.26(土) 27(日)15時頃迄
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■真木千秋さんのお話し会と沼田みよりさんの布づかい実演会
4月26日(土) 14:30より 百草にて 要予約 無料
ganga工房や竹林工房での制作や素材、新工房のお話しなど、田中ぱるばさんによる映像を交え、お話し頂きます。
15:30よりゲストに沼田塾主催・沼田みよりさんを迎え、ストールや衣、コラボサロンなどの布づかいやコーディ
ネートを、真木千秋さんの素材や技術の説明、安藤明子によるサロンの着付けなどを交えてご紹介いたします。
※要予約 お申し込みは4月14日(月)11:00よりweb予約システムにて承っております
web予約|http://kokucheese.com/event/index/163147/
予約システムをご利用頂けない場合は、faxまたはメールにて受付しております
・お名前・お電話番号・参加人数をご明記の上、ご連絡下さい
※会場には駐車場はございませんので百草の駐車場をご利用下さい
また百草の駐車場にも限りがありますので、公共交通機関または乗り合わせでお越し下さい
田中ぱるば|真木テキスタイルCYO(用務取締役)
名著「タッサーシルクのぼんぼんパンツ」は絶版後、貴重品となっている
沼田みより|ライフコーディネーター 福岡在住
「暮らしの布を活かすこと、それぞれの個性に寄り添った布使いを伝えたくて、人にぐるぐる布を巻いていただくのが何より
の楽しみです。長い間、衣生活の要となっている真木テキスタイルの四角い布(ストール)と百草のサロンは、心地よく日々
繰り返し使いたくなる、そして自分らしさを輝かしてくれる、私の「生活の宝物」です。暮らしに布を活かすこと、それぞれの
個性に寄り添った布使いを提案することが何よりの楽しみです」
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左)四つ穴 穴あき布 |
右)一つ穴 穴あき布
メヘンディの先染めの糸で織ったグレーに。1つ・4つ・8つ穴をそれぞれあけました。
8つ穴にはひもなどを通すと使い方の工夫がひろがりそうです。 |
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■ 出品内容
【真木千秋/真木テキスタイル】
・縫製のない一枚の衣(穴あき布)
・座繰り絹を草木、花で先染めして織り上げたストール(
サーモンピンク・水縹色・パステル調の黄色・グレー・藍の生葉色など)
・長四角布(藍・スオウの赤・メヘンディのグレーで後染めして)
・空羽織りでつくる「糸衣」(藍・茜のピンク・ブルーグレーなど)
・極薄カディでつくるクリンクル加工の衣(ワンピース・ロングタンクトップ・パンツなど)
・その他手織り布をシンプルに仕立てた服
・手紡ぎ手織り布 ・エリシルク+麻のクロス、麻ふきん
・ちくちくコースター ・ちくちくループ(敷き布) ・より紐 など他。
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左)ちくちくループ(鍋つかみ、マット)、ちくちくコースター 中)シルク(エリ、ムガ、家蚕)の手紡ぎ糸の地機織り 右)長四角布 スオウ染め
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【 momogusa/安藤明子】
・真木テキスタイルスタジオの布を用いたサロンや腰巻き・上衣
・一緒に取り合わせて愉しむ春夏のサロンやゴムズボン・タブリエ など
1.
[目玉サロン] 単サロン ganga穴ヒマラヤウール+エリシルク×リネン
モトゥカシルクコットン/重ねサロン2.0 フラミンゴ/ ANTIPASTソックス
2. 単サロン ganga混紡 ヒマラヤウール+シルク リネンナチュラル
3. 単サロン maki藍格子(タッサーシルク・マルダシルク)リネンナチュラル
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写真はスタジオ・ムンバイによる木の模型。2014年3月はじめのもの
ヒマラヤの麓のganga工房に拠点を移して5年目に入りました。工房の庭の木藍も大きくなり、染料植物もところせましと
育っています。牛糞と赤土でつくるかまどで染料を煮出して染めたり、繭から糸挽き、座繰り、紡ぎなども試しています。
2年前に現工房よりもっと山の近くに土地を見つけ、新工房建設プロジェクトがはじまりました。手紡ぎ手織りのように
建物も手でつくることができるのかと日々目を見張っています。もと雑穀の段々畑だった地形をできるだけ変えずに、
地元の素材、工法で工房をつくっています。 工房の中庭には月を映す池ができる予定です。大きな自然の流れの中で
素材づくりから織物づくりまで、ゆったりとできる場になればいいなと願っています。 真木千秋
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穴あき布|ganga(ガンジス川)を舞台に綴られる、もと遊牧民だった織り師の話をつらつら聞いていると、羊の毛も絹も麻もなにもかもがさらに愛おしく、どうしたらそんな糸をすてること
なくつかえるのか?と考えているうちにできあがったもの。シルクとヒマラヤウールの綿(わた)を混紡して手紡ぎし、麻と交織。1.2.4.7.8つの穴をそれぞれ一枚の中に織りだした
未来への希望
今回で9回目となる蚕衣無縫(さんいむほう)展は、2001年11月にスタートいたしました。
テキスタイルデザイナー・真木千秋さんの、都度の新しいお仕事の実験場として、
真木さんが主宰する真木テキスタイルスタジオのストールを始めとする衣や住の美しい布製品とともに、
一部では百草とコラボレーションを発表する場として、時にはゲストを迎え、回を重ねて参りました。
2010年よりヒマラヤ山麓にganga工房をスタートされた真木テキスタイルスタジオが、
昨年に完全にデリーの工房から移転を果たされました。
現在その豊かな自然の中に、手狭になった工房を新設すべく、
インドの伝統工法によって石と煉瓦と漆喰による新工房の建築が着々を進められています。
そんな真木千秋さんの行方に、未来への希望を見いだします。
時代の抗しがたい流れがありますが、逆にそれにより、活路を見いだし切り開いていくこと、
感性を研ぎ澄まし、思い・望みを持ち続ければ、しぜんと縁があり、成り行きが見えてくる。
先人からの知恵や伝統をリスペクトし、それぞれの良さを認め合い、できることを持ち寄る。
衣食住どれをとっても、素材しかり、自然のものを戴いて生きている私達が、
戻っていくべき道標のように、gangaの存在を感じています。
生かし生かされる関係が、素材どうし、素材と人、人どうし(老若男女)…と、
gangaには空気のように在ることが、羨ましく眩しいのです。
今回は、そうして生まれたgangaの美しく心地よい、素材感に富んだ布たち、
愛おしい布や糸を無駄にすることなく形にされた衣や生活の中の布、ちくちく布・織り紐・より紐など、
デリーの工房で織られた今では貴重な布も、
現在(いま)と、現在(いま)に至る真木テキスタイルスタジオの全容をご覧頂きたいと思います。
そんな真木千秋さんのお仕事に心惹かれ生まれた、百草とのコラボレーションの現在(いま)も、お楽しみに。
安藤明子
◎ももぐさカフェ
ルヴァンのパンと季節のお野菜、gangaのスパイスを用いたランチを供します。
インドから届いたお紅茶もお楽しみに。(ご予約は承っておりません)
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真木千秋 |
1960 |
武蔵野に生まれ育つ |
1980 |
武蔵野美術短期大学工芸テキスタイル科卒業後 渡米
ボストン美術館付属美術大学、マサチューセッツ州立美術大学の夜間部を経てロードアイランド造形大学(RISD)に編入
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1981 |
ヘイスタック・クラフトスクールにてファイバーアティストのSheila Hicks のアシスタントをする |
1982 |
ロードアイランド造形大学在学中"Textile for 80th展がきっかけで桐生のテキスタイルプランナー新井淳一氏と出会う |
1985 |
ロードアイランド造形大学卒業後ニューヨークでフリーのテキスタイルデザイナーとして働く その間中南米、東ヨーロッパなどを訪ねる |
1990 |
東京の山里、五日市に住み着いて創作活動をはじめる |
1994 |
沖縄西表島の染織家石垣昭子さんと出会う |
1996 |
東京青山に真木テキスタイルスタジオをオープンする。(〜2006) |
1997 |
石垣昭子さん真砂三千代さんと南の島発信「現代の衣」真南風プロジェクトをはじめる |
1998 |
真南風をニューヨークで発表 |
2000 |
南アフリカ、ケープタウン のデザインスクール・Madessaで開催された「Textile Tomorrow」ワークショップにて講師 |
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2001 |
百草にて安藤明子さんと蚕衣無縫展開催 |
2006 |
東京あきる野市、真木テキスタイルスタジオの敷地内に竹林shopをオープン |
2010 |
ヒマラヤの麓に半農半工を志す人々とともにganga工房をたちあげ、
日々素材づくりから、紡ぎ、染め、織り、仕上がりまでの布、衣づくりをしている |
2012 |
夏、Studio Mumbaiのビジョイ ジェイン氏に出会い、手紡ぎ手織りを彷彿させる趣の新工房建設プロジェクトがはじまり進行中 |
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