
内田鋼一展
壺・茶碗・酒器・茶器・立体作品・平面作品・器類
2025.6.7 sat–22 sun
11:00–18:00
休廊日 6月10日(火)・13日(金)・18(水)・19日(木)
作家在廊日 6月7日(土)・8日(日)
入場予約不要
アーティストトーク(参加費無料)
教科書に載ってない焼物史8「僕が影響を受けてきたものⅡ」
幅の広い収集物から選りすぐりのものについて、現物や写真から、徹底解説して頂きます
内田鋼一・安藤雅信(司会)
6月7日(土)15時―16時半・ギャルリ百草にて
土と生きる
昨秋、多治見・土岐・瑞浪市で“ART in
MINO土から生える2025”というアートプロジェクトを開催した。焼物産業に関係ある場を中心に6箇所13人のアーティストが参加し,内田君は三箇所で「土」をテーマに幅の広い活動を展開してくれた。
土岐市の小山冨士夫邸にある花の木窯焼成では種子島から土を取り寄せ、種子島の能野焼の復興を願っていた小山冨士夫の蛇窯で焼成した。種子島にまつわる話はアーティストトークにて語っていただく予定なのでここでは省くが、初めて扱う薪窯で見事に焼き上げた。小山邸の作業場では生土の造形を焼かずに作品として展示。生土の持つ美しさと儚さを見せてくれた。
2008年の 第一回“土から生える”では、瑞浪市の採土場で「クレの小屋」を制作設置。これは重さ20キロ程の日干しレンガ(クレ)を作って積み重ねた小屋であった。第二回展では技法を版築に変え、百草の森の中で最新バージョンとなる「土層の小屋」を制作。今展の開催に合わせて完成予定である。版築は30センチの壁厚となるよう木の板を組み、そこに粘土を混ぜた山土を入れながら叩き固める技法である。身長より高い壁に色様々な層が重なり、また新しい生土の美しさと可能性が見える作品だ。
内田君の魅力は近代の陶芸史から逸脱し、旧石器時代から続く人と土の営みを現代的に応用して作品として表現しているところではないか。その視野の広さと目の付け所の鋭さに刺激されるファンは多いだろう。今展では壺・茶碗・酒器・茶器・立体作品・平面作品・器類が出品される。会場構成も含め、どのように展開してくれるのか楽しみである。
安藤雅信
内田鋼一
1969 愛知県名古屋市生まれ
1990 愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了
1992 三重県四日市市に工房を構え、制作拠点を置き、個展を中心に活動を始める
2012 滋賀県朽木に穴窯を築窯
2015 三重県四日市市に萬古焼をテーマとする私設美術館「BANKO ARCHIVE DESIGN MUSEUM」を開館
現在、三重県四日市市にて制作
注意事項
作品のご購入はすべて抽選制とさせていただきます
・会期を通じてお申し込みいただけますので、前日や早朝からの待機はご遠慮ください。入場予約もございません。
・複数の作品にご投票いただけますが、
当選決定後はキャンセルいただけませんので、 ご購入の意思があるもののみにご投票ください。
・会期中にご希望の作品にご投票いただき、会期終了後に抽選し、当選者の方には 6月30日頃までにご連絡をさせていただきます。
・当選後、作品をお受取りの際に発送をご希望の場合は別途送料をいただきます。
・作品のご投票には点数制限を設けさせていただく場合がございます。




