風とは暮らしに流れる心の動き
光は暮らしの特別なできごと
ゆるやかに流れる時と瞬きの時の中で暮らしは紡がれ、そこに刻まれる風景は人々の心象に記憶される。つくりの回生を重ねるなかで時が繋がり流れていくことから生まれる想いが、唄のように軽やかな旋律に感じられる。
皆川 明
ミナ ペルホネンの百草での企画展「つくりの回生」が10回目を迎えた。その間、陸上部出身だけあって、先を走る皆川さんの背中は見えなくなってしまったけれど、百草も何とか小走りを続けている。皆川さんは初回から僕の工房に通ってくれ、絵付けを1000枚はしてきたのではないだろうか。途中から粘土も触り始め、立体作品も制作している。焼物のコラボレーションだけはと僕も必死で伴走し、今展は実に沢山の半立体作品が揃った。皆川さんの焼物制作もデザイン画のように迷いなくなってきて、作品は生き生きとしている。今展のコラボはアートピースが多く、ミナ ペルホネンとのコラボは器中心となり、新作も充実している。成長し続けているミナ ペルホネンの全容を一度にお見せすることは難しくなってきたので、今年から期間を空けて二度に分けて展覧会を開催することにした。春の芽吹きと秋の名残。先ずは春の姿をどのようにお見せできるか楽しみである。
安藤 雅信
「つくりの回生」
2009年の夏、岩手県の山の中で皆川さんと偶然出会った。彼の書籍を読んでいたので、「100年続ける会社」についての考えを、ほぼ初対面なのに様々な角度から質問したことを覚えている。返ってくる言葉は、予想と正反対の答えばかり。その幅の広さと奥の深さに感心した。
2010年12月、第一回目の展覧会前、ここから続く展覧会にタイトルを付けようという事になり、minä perhonenと百草に通底する言葉を探した。『デザインがプロセスを含めて自分たちらしい事である様に「回」という文字はそのキーワードとなる。私達は想像の着地点を目指してものを作り、新たな視点による形を探す。このプロセスには「余」を生む宿命があり、その「余」を新たな生命に変えていくもうひとつのプロセスが必要となる。それが二重のプロセス「回」となる。その事が「つくる」に関わる人と時と物の持つエネルギーをデザインという領域で生かす道だと思っている。』
皆川 明 | ミナ ペルホネン デザイナー
1995年に「minä perhonen」の前身である「minä」を設立。 ハンドドローイングを主とする手作業の図案によるテキスタイルデザインを中心に、衣服をはじめ、家具や器、店舗や宿の空間ディレクションなど、日常に寄り添うデザイン活動を行っている。デンマークのKvadrat、スウェーデンのKLIPPANなどのテキスタイルブランドへのデザイン提供、新聞・雑誌の挿画なども手掛ける。
minä perhonen(ミナ ペルホネン)
デザイナーの皆川 明により1995年に設立。オリジナルの図案によるテキスタイルを軸に、ファッション、家具、インテリア、空間デザインなど領域に捉われない活動を行っている。自然の情景や社会への眼差しからデザインを進め、日本各地の生地産地との連携により生み出されるテキスタイルを特徴とし、国内外の様々なメーカーやデザイナーとのコラボレーションやデザイン提供も行う。2025年にブランド設立30周年を迎える。
*minä perhonen
new! “omoteura tote bag”
thank you very badge / ハギレセット / basket bag / bucket bag
パニーニバッグ / pocket bag
usagi cushion / onomekaman / inukuma / トレイ / サーモマグ / book cover
タオル / 手ぬぐい / ラグ / インテリアファブリック / 靴 / カットソー
[2025→spring / summer collection]
ブラウス / ドレス / スカート / パンツ / ニット / カットソー
デニム / 靴下 / バッグ / コサージュなど
*皆川 明・minä perhonen × 安藤 雅信
皆川 明: アートピース・器(デザイン・絵付)
minä perhonen: 蝶と花の上絵金彩シリーズ
*minä perhonen × momogusa
ミナ ペルホネンのテキスタイルを用いた百草サロン
memoria / one day / soffione / flower dance ほか
2016年「つくりの回生Ⅴ」より始まった「チカクのトーク」。
今回はOYAさんのお料理とドリンクで昼と夜の2回開催いたします。
昼はアフタヌーンティー、夜はお食事とともに、和気藹々とお話が弾むことでしょう。
日時 3/20(木・祝)昼の部: 13:00–14:30、夜の部: 18:00–19:30
場所 ももぐさカフェ
料金 昼の部: 7700円(税込・food・1drink付)
夜の部: 11000円(税込・food・1drink付)
定員 各回20名
3/1(土) AM10:00より百草オンラインショップにてチケット販売開始
※チカクのトークにご参加のお客様は、当日の来廊予約は必要ございません。
※たくさんのお客様にご参加いただけますよう、ご予約はお1人様1回のみ、昼か夜のどちらかをお選びいただきますようお願いいたします。
多治見市住吉町で『Teryori Oya』として和食を中心としたごはん屋を11年間営む。2024年末で店を閉じ、2025年6月、百草で『OYA(仮)』として新たにオープン予定。
現在はももぐさカフェ内でプレオープン営業中。
Instagram: @teryori_oya
・アレルギーのある食材がございましたら購入画面の備考欄にご記入ください。
・皆川さんや安藤へのご質問等ございましたら、購入画面の備考欄にご記入をお願いいたします。
・チケットご購入後のキャンセルは承ることができません。ご返金はできかねますので、ご了承くださいませ。
・大変申し訳ございませんが、未就学のお子様のご入場はご遠慮願います。また、小学生以上のお子様が参加される場合は、お一人としてカウントさせていただきますので、人数分のチケットをご購入くださいませ。
混雑が予想されますので、 3/15(土)、3/16(日)、3/20(木・祝)の11:00–15:00は予約制とさせていただきます。
①11:00–
②12:00–
③13:00–
④14:00–
- 上記3日間の15:00以降、それ以外のお日にちはご予約なしでご覧いただけますが、状況によってはお待ちいただくこともございます。ご了承ください。
- ご予約の重複を防ぐために、同行者としてご予約された方がご応募する事はお控えください。
- 中学生未満のお子様はご予約なしで同伴していただけます。
- 3/20(木・祝)の【チカクのトーク】にご参加いただく方は、その日の来廊予約は必要ございません。
来廊のご予約はこちらの予約サイトにてお願いいたします。
ご予約開始日 | 3/2(日)AM 10:00より
OYA(軽食・デザート・ドリンク)
※3/20、3/27、3/28は休み
洋菓子ルポ(珈琲、生搾りジュース、焼菓子、ケーキ)
タイペイシャオツー(ルーロー飯、台湾スパイスチャイなど)
Organic Vegan Sweets(veganアイスクリーム、スコーン、コンフィチュールなど)
パン屋 二兎(いろいろなパン)
mimosa(クラシックドーナッツ、サンドイッチ、焼菓子、ドリンク)
〒507-0013 岐阜県多治見市東栄町2-8-16
多治見ICより車で10分
JR多治見駅より東鉄バス13分「高田口」下車1km
tel. & fax. 0572 21 3368
google maps
- minä perhonenデザイナーの皆川 明さんは在廊期間中、たくさんのお客様とコミュニケーションを取るために在廊してくださいます。皆様が気持ち良く展示をお楽しみいただけるよう、サインのお願いはお断りさせていただきます。恐れ入りますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
- ギャラリー内では展示の都合上、お手荷物をお預かりしています。保管場の混乱を防ぐためにも、小さくまとめたお手荷物でお越しいただきますようご協力をお願いいたします。
- 駐車場に限りがあり周囲に有料パーキング等がないため、できるだけ乗り合わせていただくか公共交通機関にてお越しください。
- 近隣は住宅地です。町内は高齢の方々も多いため、20km/h制限にて通行をお願いいたします。
4.11(金)–4.20(日) 糸・布・衣展 mon Sakata
5.10(土)–5.25(日) one room exhibition | eavam
6.7(土)–6.22(日) 内田鋼一展
10.10(金)–10.26(日) minä perhonen + 百草 つくりの回生 X-2