百のギフト 展

小さな非日常

2022.11.19 sat–12.18 sun
11:00–18:00

休廊日
11.22 tue, 11.30 wed, 12. 6 tue, 12.14 wed

初日の入場予約について(予約受付終了)

コロナ下での自粛生活が始まってから3年目を過ぎようとしています。活発だった3年前を懐かしむ反面、足を止めてちょっと冷静になり振り返る貴重な日々でもありました。一番大きな変化は旅行や祭などの非日常が中止となり、日常を活性化させる機会が減ったことでしょう。平穏な日常の営みも大切にしつつ、時に自分を奮い立たせるための小さな非日常を日々の生活に仕掛けたり取り入れてきたように思います。同時にコロナは多様さを認め合うきっかけともなり、価値観や行動の選択も以前より自由になりました。

今展では、長くお世話になっている、また初めましての皆さんからの小さな非日常を感じさせる、それぞれの作家ならではの新旧自作他作古物問わず、作品やコレクションなど自由な切り口で出品いただく初めての展覧会です。

2022年の締めくくり、お疲れ様を自分自身に、また感謝の気持ちを隣人や家族、遠く離れた友へ。作品と出会って思い出す大切なひとへ。
一同にならぶ百の(たくさんの)ギフトを、まっさらな価値観での出会いを楽しみにいらしてください。

百草

    参加作家 / 在廊日 / 出品内容
  • 三谷龍二 / 11.19 sat
    木の器、古物
  • 坂田敏子 (mon Sakata)
    ニット作品
  • 岩田圭介
    作品
  • 岩田美智子
    作品
  • 長谷川まみ
    茶箱、酒盃、匙、アクセサリー
  • 内田鋼一
    作品と古道具
  • 内田京子
    作品と古道具(染付の器)
  • 辻和美
    ガラス作品
  • 金森正起 / 11.19 sat
    〈小さな非日常として〉小さな燭台(蝋燭を灯して話したり、食事したり…停電時も小さな非日常)、ピクニック気分の日に使う琺瑯皿、旅気分で拾ってきたモノ、スクラップ
  • 平澤まりこ / 11.19 sat
    陶彫画、描版画、ベルギーの銅版画など
  • minä perhonen
    器(皆川 明×安藤 雅信)、腕時計(minä perhonen × ARNE JACOBSEN)、ブランケット
  • 小澄正雄
    古物
  • 加藤尚子
    作品(ボトル、皿など)、コレクション(日常の中で空想を促すようなもの)
  • 冨沢恭子
    シルクのかばん
  • 松林誠 / 11.20 sun
    ペイント作品、ポラロイドカメラ
  • トラネコボンボン
    箱に入った絵画作品
  • Organic Vegan Sweets
    コンフィチュール、JLPガトーコニャック*、veganバター*、サンドイッチスプレッド*
    *こちらをお求めのお客様は要冷蔵品でございますので、保冷剤、クーラーバック等お持ちくださいませ
    veganアイスクリーム(ももぐさカフェeat-inのみ)、初日からは「マロン」12月頃からは「ノエル」予定
  • atelier une place
    布小物、衣服
  • 百草
    靴下、ギフトセットなど
  • 安藤雅信
    茶道具
  • 安藤明子
    布製品

三谷龍二
「ガラス付きアルミケース」

坂田敏子 (mon Sakata)
「ニットのズータベスト」

岩田圭介
「部品シリーズ」

岩田圭介
「ペーパーウェイト(記憶スケッチシリーズ)」

岩田美智子
「Tapi!シリーズ」

岩田美智子
「トリオtheマグネット」

岩田美智子
「トリオtheマグネット」

長谷川まみ
「鏨(たがね)モティーフ作品」

長谷川まみ
「鍛金によるアクセサリー」

内田鋼一
「スツール大、スツール小」

内田京子
「染付蕎麦猪口」

辻和美
「Ms.Garden」

金森正起
「ピクニック気分の日に使う琺瑯皿」

平澤まりこ
「動物」

平澤まりこ
「待っている羊」

平澤まりこ
「森に棲むもの」

minä perhonen
「器(皆川 明×安藤 雅信)」

小澄正雄
「古い瓶」

小澄正雄
「古い瓶」

加藤尚子
「朝起きたら全て平べったくなっていた」

冨沢恭子
「hummingbird bag」(しあわせをもたらすと言われるハチドリの色彩をシルクのかばんにしました)

松林誠
「白の言葉」

松林誠
「黒い果実」

松林誠
「銀の花」

トラネコボンボン
「箱の中のウサギの絵」

atelier une place
布製品

organic vegan sweets
「サンドイッチスプレッド」

organic vegan sweets
「veganバター」

organic vegan sweets
「コンフィチュール」

organic vegan sweets
「JLPガトーコニャック」

百草
「ギフトセット」

安藤雅信
「茶道具など」

安藤雅信
「茶道具など」

安藤明子
「子どもサロン」(右3点)

初日(11.19 sat)のみ予約制 *ご予約の受付は終了しました

1部 11:00– / 2部 12:00– / 3部 13:00–
混雑が予想されますので初日のみ14時までのご来廊はご予約制となります。
・ご予約が多い場合には先着順で承ります。
・受付はご予約上限人数に達した時点で締め切りとさせていただきます。
・1通につき3名様までのご応募が可能です。
・14:00以降はご予約なしでご覧いただくことができます。(状況によりお待たせする場合もございます。)
・常設展・カフェはご予約なしでもご利用が可能です。

*応募方法
ご予約方法: メール受付のみ・先着順
ご予約開始日: 11月12日(土)AM 10:00より
*ご予約の際はmomogusa@momogusa.jpからの受信ができますよう設定をお願いいたします。
1. 件名には必ず「百のギフト 予約希望」としてください
2. 本文に以下をご明記ください。
・ご氏名(3名様でご応募の場合は3人分)
・携帯電話番号(3名様でご応募の場合は3人分)
・メールアドレス
・ご住所
・ご希望のご予約時間(第一希望と第二希望をお知らせください)
以上をご確認の上、momogusa@momogusa.jpまでメールにてご応募ください。
3. ご当選の方のみ、2日以内にメールにてお知らせいたします。(迷惑メール設定の解除をお願いします)
4. その後、お客様からの確認メールをいただいた時点でご予約が完了となります。

*注意事項
・先着順で承ります。第2希望以外の時間になる場合もございます。
・受付はご予約上限人数に達した時点で締め切りとさせていただきます。
・ご予約の重複を防ぐため、同行者としてお名前を記入された方はご応募をお控えください。
・記入情報に不足や誤りが見受けられる場合や、開始時間より前のご応募につきましては無効とさせていただきます。
・購入には点数制限を設けさせていただく場合がございます。

〒507-0013 岐阜県多治見市東栄町2-8-16
多治見ICより車で10分
JR多治見駅より東鉄バス13分「高田口」下車1km
tel. & fax. 0572 21 3368
google maps

ももぐさカフェ
ルヴァンのパンとOrganic Vegan Sweetsのサンドイッチスプレッドを用いた、ライトランチメニュー、そしてティータイムメニューをご用意いたします。席の予約不可。17:30オーダーストップ。
11:00–18:00 (L.O 17:30) メニュー・席の予約不可

スケジュール
1.14 sat–1.29 sun 百草冬百種展
4.8 sat–4.23 sun 土から生える3 内田剛一展 X

作家プロフィール

三谷龍二

木工家

1952 福井市生まれ 1981 松本市にPERSONA STUDIOを開設 

陶磁器のような普段使いの木の器を作り、それまで家具中心だった木工に、新たな分野を開く。また、赤と黒という漆の伝統色に「白漆」を加え、現代の暮らしに合う漆器世界を作る。絵画や立体作品も制作。2011 松本市内に自身のギャラリー「10cm」を開設。クラフトフェア、六九工芸祭など、工芸と暮らしを結ぶ活動を続ける。個展多数。

著書「木の匙」「生活工芸の時代(共著)」「工芸批評(共著)」(新潮社)「すぐそばの工芸」(講談社)「遠くの町と手と仕事」(アノニマスタジオ)など。

坂田敏子 (mon Sakata)
岩田圭介

1954 福岡県添田町生まれ
1977 日本大学芸術学部彫刻科卒
1978 瀬戸、河本五郎氏に師事
1983 福岡県にて独立
1994 台北陶磁器博覧会
2009, 11, 12 Les journess de la ceramiques Paris
2013 Ceramique14Paris
2015, 16, 17 「佇まい」展 [Muji]Paris, New York, Milano
2016 Galerie Merrcier&Associes Paris
Michiko&Keisuke Iwata Ma[間]展
他、国内外で個展、グループ展多数

岩田美智子

1956 福岡県北九州市生まれ
1979 立命館大学産業社会学部卒業
1981 イギリス、イタリアのアートスタジオにてデッサン、銅版画を学ぶ。フランスを旅し、街や美術館を巡る
1997 箱の作品制作を始める。現代の道具展/玉川高島屋 出展
2015起 グループ展「佇まい」展出展(パリ、ミラノ、ニューヨーク、サンフランシスコ)
2016 Exhibition [間]gallery Mercier et Associates (Paris)

現在は多素材を使用してコラージュや立体作品、インスタレーション作品を制作
毎年、個展、グループ展で作品発表

長谷川まみ

愛知県生まれ
1969 早稲田大学文学部卒業
1971 東京クラフトデザイン金工科卒業
1976(故)長谷川一望齋春泉に鍛金を師事
1984– 個展 全国展開

内田鋼一

1969年愛知県出身。愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科終了後、東南アジアや欧米、アフリカ、南米など世界各国を旅し、窯場に住み込み修業を重ねる。三重県四日市市と滋賀県高島市朽木に工房を構え、焼き物をはじめ、鉄などの様々な素材で作品を発表。国内外の多数の美術館やギャラリーで展覧会を開催している。2015年四日市市に〈BANKO archive design museum〉を開館。
三重県多気町・複合リゾート施設「VISON」ではアートを含んだプロデュースなど、商業施設のプロデュースやアートディレクションなども手がけている。

内田京子

1969 三重県四日市市に生まれる
1990 愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了
1992 三重県四日市市に工房を構える
1993 初個展
現在に至る

辻和美

金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業後、カリフォルニア美術大学(CCAC)卒業。ガラスを学ぶ。その後日本に戻り金沢卯辰山工芸工房にて専門員を務め、1999年に独立。金沢市内にガラス工房「factory zoomer」を設立。作家の日常の身近なテーマをガラス素材にて表現。器やアートの境界をとくに意識しない物作りをする。
1999年発電所美術館にて「三人のGLASS展」出品。
2005年金沢市犀川ほとりに「factory zoomer/shop 」をオープン。
2006年群馬県立館林美術館にて「光のかけら」展に出品。
2008年「Daily Lifeー辻和美作品集」上梓。
2009年金沢市文化活動賞受賞。
2010 年金沢21世紀美術館「KOGEIいろいろ」出品。
2010年〜2016年金沢市主宰の生活工芸プロジェクトディレクターを務める。金沢にて「生活工芸展」「作る力」「繋ぐ力」展、実ショップ「モノトヒト」をディレクション。
2016年金沢市広坂に「factory zoomer/gallery」をオープン。
2020年名古屋ミッドランドスクエアにて「Daily Life-reclaimed blue-再生ガラスによるクリスマスツリー」制作、設営。同作品で日本空間デザイン賞、サステナブル賞受賞。
現在 日本全国をはじめ韓国、アメリカなどで個展多数。

金森正起

1975 名古屋市生まれ
1999 大学卒業後 東北で生活
2000 鍛冶屋を巡りはじめ 様々なつくり手を訪ねる中 鉄の仕事に出会う
2001 松岡信夫氏(鉄の造形家)に弟子入り
2005 名古屋市の外れに仕事場を持ち 建築金物や生活道具などを作り始める
2014 近くの山の廃墟を手に入れる
2019 小小をはじめる

平澤まりこ

イラストレーター・版画家
東京生まれ。装画や広告のほか絵本の制作など多岐に渡る分野で活動。
近年は描版画という独自の手法で制作した版画作品を発表している。
国内外を旅して記したエッセイなど著書も多数。
著書に『イタリアでのこと』(集英社)、『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)など。

minä perhonen
小澄正雄

1979 熊本県に生まれる
2001 富山ガラス造形研究所を卒業
2005 富山県朝日町にて制作
2015 岐阜県に移住し工房を開設

型吹き硝子を主とし、江戸期に花咲いた日本硝子の美的特性を探求
鉄分を含む硝子を用いた作品には、日本の持つ閑寂さと奥深さが共に感じられる

加藤尚子

ガラス鋳造技法で作品を制作。

1996年 女子美術大学芸術学部工芸科 卒業
1998年 グラスアートクラス代官山 講師(〜2000年)
2001年〜女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科 非常勤講師(〜2021年)
2021年〜女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科 准教授
女子美術大学卒業制作 美術館収蔵賞
第6回現代ガラス展in山陽小野田 横山尚人審査員賞受賞

冨沢恭子

柿渋染め作家 sunuiとしても活動
1979年 埼玉県生まれ
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻大学院修了

松林誠

1962 高知県高知市生まれ
1986 創形美術学校研究科版画課程修了
2000 パリ国際芸術会館に一年間滞在し活動
2003 セブンデイズホテルプラスのアートワーク

トラネコボンボン

中西なちお・料理人
2007年よりトラネコボンボンとして活動
料理を作ったり本を作ったりしている。

Organic Vegan Sweets

Seattleのveganレストランにてペイストリーシェフを勤めた後2002年に帰国。「Organic Vegan Sweets」を立ち上げる。
白砂糖、卵、乳製品、動物性のものは使用せず、厳選したオーガニック食材を贅沢に使用したヴィーガンスタイルのからだに優しいお菓子をご提案しております。

大切な大地、生産者さん、物語を感じていただけるようなコンフィチュール、お菓子をお持ちします。瓶詰めも。

atelier une place

アトリエユヌプラス
鈴木麻美 鈴木丈志
二人で一点一点製作

百草

1998 年 10 月開廊以来、企画展示と常設展示の両方で、衣食住/美術にまつわる作家やデザイナーの仕事を紹介しつつ、器・衣服を工房形式で制作、〈手仕事のプロダクト〉百草オリジナル製品の企画を行ってきました。それらの垣根を取り払い、日常/非日常のギフトをご提案します。