11:00–18:00
10.12 tue, 10.20 wed休廊|作家在廊日:
10.9 sat, 10.10 sun
初日のみ予約制
イラストレーター・版画家
東京生まれ。装画や広告のほか、商品ロゴやパッケージ、絵本の制作を手がけるなど多岐に渡る分野で活動。描版画という独自の手法で制作した版画作品を発表している。
国内外を旅して記したエッセイなど著書も多数。
『イタリアでのこと』(集英社)、『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)、銅版画で手がけた『ミ・ト・ン』(幻冬舎文庫、小川糸との共著)など。
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二年前のフィンランド旅行で、短い夏を謳歌する夏至のお祭りを見たり、長い冬を過ごす住宅の為に、建築家アルヴァ・アアルトの妻アイノがアイデア提案した台所を見て、北欧デザインの謎が少し解けた気がした。社会や外に向かって改革していく南欧に対して、家の中を楽しく過ごそうとする北欧。彼の地で女性デザイナーが多く活躍してきたのは、長い冬を家で過ごす女性の方が、家庭や生活を通してインテリアの道具を観察できたからだろうと思った。
タピオ・ウィルカラとルート・ブリュック夫妻も、アアルト夫妻とは違う形だがデザインを媒介して高め合ってきた夫婦のように思う。二年前、ルート・ブリュックの本格的な回顧展が初めて日本で開かれ、偶然にも平澤まりこさんは東京で、僕は多治見で観ることができた。ファインアートでもなく、工芸でもない彼女の仕事にある種の可能性を僕らは感じていた。
平澤さんは幼少の頃より、家庭でアラビア製陶所の食器に親しみ、鮮やかな色使いの食器に憧れを感じてきた。大人になり、イラストレーターという仕事の時間を積み重ねる中で、依頼主のいない自由画にシフトするようになった。それは幼少期からの体験が、大人になって継続してきた仕事を通じて、具体的なアイデアの泡沫となって現れてきたからだろう。いつしか、絵画をインテリアと合体させる新しい表現方法として、焼物に絵を描いてみたいと思うようになっていった。
一年前、平澤さんから陶製の絵画を制作させて欲しいという依頼があった時、当然のことながらブリュックが二人の脳裏に浮かんでいた。軟陶釉を使用した柔らかな釉調と鮮やかな色彩、そして、美術でもなく工芸でもないインテリアの道具として可能性を考え、受けることにした。コラボ作品として毎月、東京から彼女は通い続けてきた。アラビア製陶所の優秀なスタッフ陣が協力してできたブリュック作品とは違い、安藤工房の軟陶釉と色絵は初体験で試行錯誤の連続。表現の厚みはブリュックの足下にも及ばないが、平澤さんが愛する動物たちの世界観や、安藤工房の稚拙な技術が日本らしい軽やかな表現に結びつくようになってきた。
陶板に描いたものを陶画、加色をした立体作品を陶彫と呼び、総称として陶彫画と名付けた。日本の伝統にはそのような陶彫画を飾る習慣はないかもしれないが、新しい表現法として発展していくことを願うと同時に、日々の生活に彩りと生き生きとした生命のようなものを感じて頂けたら幸いである。
百草 安藤雅信
hirahiraという名称で平澤まりこさんとユニットを組む平井かずみさんのワークショップを行います。「見立て」をコンセプトに、百草が用意する安藤雅信作品の日常食器の中から、参加者御自身が器を選び、花生けして頂きます。
10月10日(日)
1部11:00–13:00 8名
2部15:00–17:00 8名
参加費 12,000円(お菓子+お茶+花)
平澤まりこさんセレクトのお菓子に、安藤雅信がお茶をお淹れします。
持ち物
花鋏(貸し出しも致します)
手拭い
平井かずみ/フラワースタイリスト
草花がもっと身近に感じられるような「日常花」の提案をしている。東京を拠点に花の教室「木曜会」や、全国でworkshopを開催。雑誌やCMでのスタイリング、TVやラジオにも出演。
昨年末には、「すぐそばにある自然の営みに気づくことで、私たちの感性の森を育む」をテーマに活動する“seed”を立ち上げ、写真・文を自ら手がけた花のタブロイド『seed of life』を発行。
その他、「花のしつらい、暮らしの景色」(扶桑社)等、著書多数。
平井かずみ 「器を愛でる草花と」ワークショップのご予約について
ご予約開始日: 9/26(日)AM 10:00より
※ご予約の際はmomogusa@momogusa.jpからの受信ができますよう設定をお願いいたします。
1. 件名は必ず「平井かずみワークショップ 予約希望」としてください。
2. 本文に以下をご明記ください。
・ご氏名(複数名でご応募の場合には全員分)
・携帯電話番号(複数名でご応募の場合には全員分)
・メールアドレス
・郵便番号、ご住所
・ご希望のご予約日時
・花鋏貸出希望の有無
以上をご確認の上、momogusa@momogusa.jpまでメールにてご応募ください。
3. ご当選の方のみ5日以内にメールにてお知らせいたします。
(迷惑メール設定の解除をお願いします)
4. その後、お客様からの確認メールをいただいた時点でご予約が完了となります。
【注意事項】
・先着順で承ります。
・受付はご予約上限人数に達した時点で締め切りとさせていただきます。
・ご予約の重複を防ぐため、同行者としてお名前を記入された方はご応募をお控えください。
・記入情報に不足や誤りが見受けられる場合や、開始時間より前のご応募につきましては無効とさせていただきます。
・キャンセルの場合には6日前までにご連絡ください。
5日前よりキャンセル料が発生いたします。
5日前〜4日前→半額返金/3日前〜当日→全額ご負担
・代理の方を立てられる場合にはキャンセル料を見合わせますのでご相談ください。
咳や発熱・嫌悪感のある場合は無理をしてお越しいただかずご一報いただけますと幸いです。
日時 10月24日(日) 1部: 12:00-14:00 2部: 15:00-17:00
10月25日(月) 1部: 11:00-13:00 2部: 14:00-16:00
内容 茶4種と糧菓4種をお出しします。
点前: 安藤雅信
糧菓: 菓子屋ここのつ 溝口実穂
金額 15,000円(税込・振込前払制)
場所 ギャルリ百草
菓子屋ここのつ 溝口実穂
1991年生まれ。大好きな祖母と餡子を炊くことをはじめ、リアルおままごと(台所に立つ事)に夢中。
餡子をより美味しく炊く方法や食べ合わせなどを考える事が日常。
自分で作った菓子が人に喜んでもらえる事を知る幼少期。
植物栄養科の短期大学・公務員/栄養士・和菓子屋(東京・京都)を経て、14年予約制
「菓子屋ここのつ茶寮(糧菓のコース)」始動。
日本に古くから伝わる事を身をもって学び、何を残し、変えていくのか糧菓を通して伝えていきたい。
交種茶会のご予約について
ご予約開始日: 10/3(日)AM 10:00より
※ご予約の際はmomogusa@momogusa.jpからの受信ができますよう設定をお願いいたします。
1. 件名は必ず「交種茶会 予約希望」としてください。
2. 本文に以下をご明記ください。
・ご氏名(複数名でご応募の場合には全員分)
・携帯電話番号(複数名でご応募の場合には全員分)
・メールアドレス
・郵便番号、ご住所
・ご希望のご予約日時(第一希望と第二希望をお知らせください)
以上をご確認の上、momogusa@momogusa.jpまでメールにてご応募ください。
3.ご当選の方のみ3日以内にメールにてお知らせいたします。
(迷惑メール設定の解除をお願いします)
4.その後、お客様からの確認メールをいただいた時点でご予約が完了となります。
【注意事項】
・先着順で承ります。第2希望以外の日時になる場合もございます。
・受付はご予約上限人数に達した時点で締め切りとさせていただきます。
・ご予約の重複を防ぐため、同行者としてお名前を記入された方はご応募をお控えください。
・記入情報に不足や誤りが見受けられる場合や、開始時間より前のご応募につきましては無効とさせていただきます。
・キャンセルの場合には6日前までにご連絡ください。
5日前よりキャンセル料が発生いたします。
5日前〜4日前→半額返金/3日前〜当日→全額ご負担
・代理の方を立てられる場合にはキャンセル料を見合わせますのでご相談ください。
咳や発熱・嫌悪感のある場合は無理をしてお越しいただかずご一報いただけますと幸いです。
【お願い】
・五感で味わっていただきたいので香水や香りの強い食事をされてからのご来店はご遠慮ください。
・茶会が始まってからの写真撮影はお断りいたしております。
・お食事中以外はマスクのご着用をお願いいたします。
〒507-0013 岐阜県多治見市東栄町2-8-16
多治見ICより車で10分
JR多治見駅より東鉄バス13分「高田口」下車1km
tel. & fax. 0572 21 3368
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ももぐさカフェ
ももぐさカフェは常設メニューの軽食とお飲物のご用意です。
11:00–18:00 (L.O 17:30) メニュー・席の予約不可
スケジュール
10.26 tue – 10.29 fri 展示替えのため休廊
10.30 sat – 11.14 sun 糸・布・衣Ⅻ展 坂田敏子 舞良雅子 安藤明子 休廊日未定
11.15 mon – 11.19 fri 展示替えのため休廊
11.20 sat – 11.28 sun minä perhonen+百草 つくりの回生Ⅷ 第一部
11.29 mon – 12.3 fri 展示替えのため休廊
12.4 sat – 12.20 mon minä perhonen+百草 つくりの回生Ⅷ 第二部