百草冬百種展

ももぐさふゆのももくさてん

2021.1.16 sat–1.31 sun
11:00–18:00

会期中休廊日:
1.19 tue, 1.27 wed

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atelier une placeentrepôtOrganic Vegan Sweets山口和宏JingoroKIMURA`石原真理喫茶クロカワ百草アトリエ

年の初めに色々なもの(百種)をご覧いただく展覧会を「百草冬百種展(ももぐさ ふゆの ももくさてん)」と名付け、2001年から始め今回で21回目となります。
2021年は東北大震災から10年、また一年前は予測していなかったコロナ禍ですっかり別次元の時代となり、行き先も不明・不安な幕開けです。ただコロナ禍がきっかけとなり、大切な事や真に必要なものに気づかされたように思います。当たり前だと思っていた様々なことへの感謝、人と会えることや、直にものを手に取り、使い、身につけ、味わうことの豊かさ。今年の百草冬百種展は、そんな原点に帰り、いつも、ずっと身につけていたいもの、使い続けたいものを変わらず作る旧来の仲間やその縁で繋がった皆さんの尊い仕事を、有り難さと喜びを分かち合いご紹介したいと思います。同時に、全ての作り手の皆様と使い手のお客様の存在のおかげで今が在ることにも、深く感謝しております。

本年もどうぞ
宜しくお願い申し上げます

atelier une place 鈴木麻美・鈴木丈志
定番の衣服、ハンカチ、タオルに加え、新作の衣服、袋類、フリークロス、ストール、スカートハンガーなど
布製品を作る夫婦ユニット
鈴木麻美 1970年生まれ
1985 高校に入学して間もなく絵画教室に通い始める
1986 高校2年の4月から被服専門学校の洋裁教室に通い始める
1988 高校卒業後 被服専門学校に正式入学する
1990 専門学校卒業後 高級注文服縫製見習いを経て、既製服会社のデザインなど既製服に関わる仕事に従事 
その間は既製服に関わる講義を受けたり、卒業した洋裁学校、美術、デッサンの教室に通う
1996 ユヌプラスという店名にて小さなセレクトショップを始める
2001 結婚を機にセレクトショップを閉め、改めて一から形にしていく
2007 このころより夫に少しずつ手伝ってもらい現在の形になる
全ての製品を2人で製作
鈴木丈志 ミシンワーク全般・タオル、ハンカチ製作など
鈴木麻美 ハンドワーク全般・企画・デザイン・パターン・衣服裁断・洗い・仕上げなど

entrepôt 大鹿朋子
毛糸のパンツ、みつろうそく
百草退後職、2007年多治見市内の旧郵便局の建物にてentrepôt(オントルポ=フランス語で倉庫の意)という店を始める。アトリエユヌプラスさんの布製品を中心に、オリジナルの靴下、大鹿裕之の竹籠、石原真理さんのウール小物などを置かせていただく。
その後、建物の耐震問題、自身の引っ越しが重なり、移転。中津川市内の自宅敷地内に小屋を建て再開するが、現在は竹籠の作業場になっている。

竹籠 大鹿裕之
竹籠
会社員、山仕事など様々な職業を経て、使う物すべてを自分の手で作りたいという思いから、愛知県奥三河で山暮らしを始める。
1993年頃、三州足助屋敷へ炭焼きを習いに行くが、二つ隣の竹屋さんに不思議と惹かれ、竹細工の基礎を習う。
その後は、民俗資料館で古いかごを見るなどして、独学を続けながら、今に至る。
現在は、薪作りなど暮らしに必要な仕事をしながら、竹籠を作る。
趣味は電子工作。

Organic Vegan Sweets 田中あづさ
菓子、コンフィチュール、ヴィーガンバター、サンドイッチスプレッドなど | 販売日1.16, 25, 31
アメリカ Seattleのveganレストランにてペイストリーシェフを勤めた後2002年に帰国。
同年「Organic Vegan Sweets」を立ち上げる。白砂糖、卵、乳製品、動物性のものは一切使用せず、厳選したオーガニック食材を贅沢に使用したヴィーガン、マクロビオティックスタイルの身体に優しいお菓子をご提案しております。

山口和宏
木の器
1956年生まれ
1986年 福岡県うきは市で木工をはじめる。素材のもつ特性を大事にしながらデザインし、カッティングボードやパン皿、トレーのほか、テーブルや椅子の家具などの制作をしている。
2018年 木工品と喫茶のお店jingoroをオープン。jingoroは祖父の名前です。

Jingoro
焼菓子・スコーンなど
耳納連山と筑後川に挟まれ、果樹園や畑など田園風景が広がるのどかな場所、うきは。
そんな耳納連山の麓で営む木の生活道具を作る工房と、それらの木の道具を展示する場と実際に使うことのできる喫茶のお店です。
30年以上この地で木工作家として活動してきた山口和宏と、娘夫婦の明田一城、ふき子の3人で、木に向き合いながら、珈琲豆を焙煎したり、パンやお菓子を焼いたりと、日々楽しく過ごしつつ、木の椅子やテーブルなどの家具類、ボウルや皿などのうつわ類を、この場所で実際に使ってもらい、体感し、木の道具に親しんでいただきたい…そして使っている材について、お手入れ方法、何よりも木の道具の良さを直接お伝えしていければという思いで営んでいます。

明田ふき子 (Jingoro)
1991 福岡県の県境で木工を生業にしている父と公務員の母のもとに生まれる。一人っ子で、まわりにはちょっと変わった大人ばかりの中、甘やかされながらスクスク、時々トゲトゲしく成長。小学1年生の頃から憧れていた高校にも入学して電車で片道1時間半毎日通う。
2010 東京農業大学に入学。都会に染まりきれず大根とイモにまみれた4年間を過ごす。
2018 地元うきはで木の道具と喫茶のお店 jingoroをはじめる。

KIMURA` 木村友美
靴下
2005 百草のスタッフになる
当時スタッフだった朋子さん(のちにオントルポを始められる)と出会う
うつくしいものに触れながら、夢中ではたらく
2011 自身で何か始めるべく、百草を卒業することにする
オントルポの肌着や靴下の製作が終了することを朋子さんより聞く同時に靴下を製作しないかと声をかけていただく
2012 1月 百草を卒業、11月KIMURA`を立ち上げ、オントルポの靴下を一部引継ぐ形で製作開始
2013 オリジナルの靴下を作りはじめる
2017 コラボソックス「momogusa * KIMURA`」の製作がはじまる
2019 「MONO JAPAN 2019」出展(アムステルダム)

石原真理
手袋、靴下、フード
羊やアルパカの毛糸など、自然素材を使って編み物をしています。子どもの頃にちかしいひとたちが編んでくれたあったかグッズを思い出しながら、寒がりの私でも冬が楽しめるような物を作っています。

喫茶クロカワ 黒川哲二
珈琲豆
2005年、アフリカ旅行中に立ち寄ったエチオピアでコーヒーセレモニーを体験する機会がありました。
エチオピアはコーヒー文化発祥の地ともいわれる国、コーヒーセレモニーは日本の茶道にも通ずるエチオピアの伝統的な感謝ともてなしの日常儀式です。淹れてもらったコーヒーは洗練とはほど遠く、野性味と土の香りに満ちたものでしたが、セレモニーに招かれ、その歴史と意味に触れとても嬉しかったのを覚えています。
その記憶とエチオピアから持ち帰ったコーヒー豆で出張喫茶を開始、手網で焙煎したコーヒー豆で出張喫茶を継続、2014年に名古屋の鶴舞で喫茶店を始めました。

百草アトリエ(衣生活研究処)・安藤明子
uneplace*momogusaコラボサロン、kitta*momogusaコラボ裾あったかサロン、フレアゴムスカート(アンダー兼)、出産お祝いセットなど
結婚を機に衣生活を考察、常服となる型を模索し制作していたが、1998年百草オープンと同時に家屋の一室で、一人のスタッフとサロンをはじめとする衣服や布製品シリーズを手掛け始める。
以来、ギャラリー運営と子育ての傍ら、和裁・洋裁の内職さん、代々のアトリエスタッフと共に取り組み、制作範囲に抱っこ紐や子どもの衣料なども加わる。
現在では主にディレクションを担当し、一点もの、素材によりディテールを変えているものなどはアトリエ内でスタッフ(山田、鶴、薄田)により制作。布製品シリーズや定番サロン・上衣やタブリエは、長く経験を積んだ内職さん、信頼関係のある縫製所、ベテランOBの助けも借りている。

(以下、初心を振り返ってみました)
⃝制作のコンセプト | 必要は発明の母。布を生かすための必要最低限手を入れる。最小限の仕掛けで最大限の用途。必要な始末の手は惜しまない。目指すところは、用途を離れても布の生命を宿すオブジェ。
⃝百草開廊に際しての目標 | 使い続けて美しくなっていくもの、価値が増していくもののみを扱い、作る。布など消耗していくものは、繕いつつ最後雑巾になるまで使い切れるもの。また繰り返し手に入るものを提供できること。

在廊日
*1.16 sat
atelier une place|entrepôt大鹿朋子|Organic Vegan Sweets|山口和宏|KIMURA`|石原真理
*1.25 mon
喫茶クロカワ|Organic Vegan Sweets
*1.31 sun
Organic Vegan Sweets

イベント
*1.16 sat
「Organic Vegan Sweets|焼菓子他販売」玄関の土間にて
「喫茶クロカワのインスタント珈琲スタンド|水出しで仕込んだ珈琲エキスからつくるコーヒー・カフェオーレとクロカワの焼菓子」百草カフェにて
*1.25 mon
「出張喫茶|クロカワの珈琲とOrganic Vegan Sweets」百草カフェにて
「Organic Vegan Sweets|焼菓子他販売」百草カフェにて
*1.31 sun
「Organic Vegan Sweets|ショコラショの日」薪ストーブの土間にて
「Organic Vegan Sweets|焼菓子他販売」百草カフェにて

ももぐさカフェ
ルヴァンのパンを使用した軽食をご用意いたします。感染防止のため、店内は間隔を設け席数を減らしております。これまでカフェをお待ち頂いておりました土間が密になってしまうのを避けるため、お待ちいただく場合は、ギャラリーの展示をご覧いただくか、戸外またはお車の中でお待ちください。

〒507-0013 岐阜県多治見市東栄町2-8-16
多治見ICより車で10分
JR多治見駅より東鉄バス13分「高田口」下車1km
tel. & fax. 0572 21 3368
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スケジュール
1.9 sat– 1.11 mon 常設展示
1.12 tue–1.15 fri 休廊
1.16 tue–1.31 sun 百草冬百種展2021
2.1 mon–2.5 fri 休廊
2.6 sat–2.14 sun one room exhibition | atelier scrumpcious “spring linen” 会期中休廊 2.9 tue