ギャルリももぐさ/百草
作品/百草
Temporary Exhibition Gallery Permanent Exhibition Gallery Cafe Outline & Access Momogusa Original Masanobu Ando's Work Akiko Ando's Work Published Momogusa Blog.
   










内田 鋼一展

2018.6.16(土) - 7.1(日)
11:00 - 18:00 会期中無休


作家在廊日 6.16(土)、6.17(日)

出品内容:茶碗、急須、土瓶、食器、酒器、火器、立体作品など

 



 



_______________________________________________

 


 


■アーティストトーク

内田鋼一 × 安藤雅信 

「教科書に載ってない焼き物史 4
」 産地との関わり


日 時|6月16日(土)15:00-16:30

場 所|百草にて

参加費|無料
   
■出張カフェ 

日 時|6月16日(土)〜 6月17日(日)

BANKO archive design museumカフェより2日間限定の出張カフェを行います。
ケーキ、プリンなどのBANKOカフェのメニューをお楽しみ下さい。
 
   

 


_____________________________________________________________________


部分の集まり

前回の展覧会は3年前で、BANKO archive design museumを内田君が開館する直前だった。その時は常設を中心に運営していくのだろうと予想していたが、精力的に企画展を催し、毎回企画内容に相応しい装丁をした図録も制作している。行政ではなく個人レベルで運営していくのはさぞかし大変だろうと思う。それにしてもキュレーションと展示物を観ると、これは内田君にしか出来ないなという内容になっている。美術館どころか、博物館や考古館でも収集しないような日用品や消耗品の中から美しいものだけを選び抜いており、足で稼いだ努力と部分を見る力の集積の凄さに感嘆している。彼の選択眼を駆使した古道具などを扱うミュージアムショップやカフェも併設し、小振りながらも個人美術館としては画期的な存在である。
古陶器を前によくお互い感想を述べ合うが、内田君は本物・偽物と判断を下さず、部分的観点で解像し説明してくれる。左手のこの3本の指で茶碗をこう持って、柄杓で釉薬をこう掛けているとか、この時代のものはここに指跡は残さないとか、それを見ていたかのような解説にこちらで判断を下すしかない。この高い解像度で古物や原料材料を分析し、作品として構成する力は群を抜いている。今展は食器を中心に制作展示をしてくれるという。ミュージアムの仕事を通して、更に古物への知識が蓄積され、それが制作に反映されてくるのが楽しみである。これまでの作品の展示とトークショーを通し、「もの」と「人」への愛情が深いことは知っていたが、ミュージアムの運営が加わり伝え手として社会的責任を追って若人へのメッセージを送るようになった内田君から目が離せない。

百草 安藤雅信

 

 

 





 


_____________________________________________________________________


内田鋼一
1969 愛知県名古屋市に生まれる
1990 愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科修了
1992 三重県四日市市に移り独立
1993 個展を中心に活動
1999 「東海の陶芸」展(名古屋国際会議場・愛知)
2003 「UCHIDA KOUICHI」展(Paramira Musem・三重)
作品集『UCHIDA KOUICHI』を求龍堂より刊行
2004 「静謐なかたち 内田鋼一 Uchida Kouichi works2003-2004」展(4th MUSEUM RIVER RETREAT 雅楽倶・富山)
2006

「陶芸の現在、そして未来へ Ceramic NOW+」展
(兵庫陶芸美術館)
“SOFA”(ニューヨーク)
“JAPANESE CRAFTS”(
ギャラリーベッソン・イギリス・ロンドン)

2008 「新進陶芸家による『東海現代陶芸の今』」展
( 愛知県陶磁資料館)
“melbourne Art Fair”(オーストラリア・メルボルン)
“Rosso: Uchida Kouichi”
(Daniela Gregis・イタリア・ベルガモ)
「aim (art in mino)’08・土から生える」展
(多治見市、土岐市、瑞浪市・岐阜)
2009 「第43回『明治村茶会』日本庭園、野点席 席主担当」
(愛知県犬山市明治村)
2010 「第3回智美術館大賞展 現代の茶−造形の自由」展
(菊池寛実記念 智美術館・東京)
「茶事をめぐって−現代工芸の視点」展
(東京国立近代美術館工芸館)
 
2011 「『MADE IN JAPAN』内田鋼一collection」展
(museum as it is・千葉)
「内田鋼一 茶の空間」展(樂翠亭美術館・富山)
「井上有一・内田鋼一」展(箱根菜の花展示室・神奈川)
2012 越後妻有アートトリエンナーレ(十日町・新潟)
「交差する視点とかたち展」
(札幌芸術の森美術館/北海道立釧路芸術館)
“SOFA”(シカゴ)
2013 「内田鋼一展-うつわからの風景-」(Paramira Musem・三重)
2014 「内田鋼一展-猿楽にて」(代官山ヒルサイドテラス・東京)
2015

「工芸を我らに」(資生堂アートハウス・静岡)
「内田鋼一-手と眼-」(楽翠亭美術館・富山)
三重県四日市市に”BANKO archive design museum"を開設

2016 「内田鋼一展 -いろいろ-」(代官山ヒルサイドテラス・東京)
2017

「形の素展」(樂翠亭美術館・富山)

  他、スペイン・フランス・イギリス・イタリア・オーストラリア・西アフリカ・ベトナム・タイ・韓国・中国・台湾・インド・アメリカ・南米等で制作及び発表。
 

 

 

ギャルリももぐさ 〒507-0013 岐阜県多治見市東栄町2-8-16 TEL&FAX:0572-21-3368 FAX ■お問い合わせ・通信販売について