ギャルリももぐさ/百草
作品/百草
Temporary Exhibition Gallery Permanent Exhibition Gallery Cafe Outline & Access Momogusa Original Masanobu Ando's Work Akiko Ando's Work Published Momogusa Blog.
   









 朽木手水指 朽木手茶碗  


内田鋼一展

2013.12.14(土) - 25(水)
11:00 - 18:00 会期中無休 

作家在廊日|12.14(土)15(日)




鉄製 tea tabel stool(合成皮革)
鉄錆膳 飯椀 朽木手焼〆湯呑

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■対談 内田鋼一 × 大西静二 × 山口信博 × 安藤雅信
「教科書に載ってない焼き物史 2」  –古陶に見る創意と工夫−

12月22日(日) 16:00 - 17:30 百草にて 定員|100名  参加費|500円(予約制)

デザインは様々な都合によって生み出されている。制約や拘束は創造の源である。古道具に通じ、
クリエーションをされている方々の討論会。古道具を囲んで、想像の網を張り巡らしたい。

 

※要予約 お申し込みは12月13日(金)11:00よりfaxまたはweb予約システムにて承っております
faxの方は・お名前・電話番号・参加人数をご明記の上ご予約ください
Webよりご予約の方は下記URLよりパスワード【momogusa】を入力しご予約ください
Web予約システム|http://atnd.org/event/E0022250 パスワード【momogusa】 fax.|0572-21-3369

※駐車場には限りがありますので、公共交通機関または乗り合わせでお越し下さい

大西静二 1944年香川県生まれ インダストリアルデザイナー
知育教育玩具、美容機器、二輪・四輪車からブルドーザー、住宅、機器類の設計と制作 30年以上に渡り、古道具を収集 「裸形のデザイン」著

山口信博 1948年千葉県生まれ 有限会社山口デザイン事務所代表
グラフィックデザイナー 俳句結社「澤」同人、俳号は方眼子 折形デザイン研究所主宰 長年にわたって古道具を収集 「白の消息」著




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生きる力

焼物作家は仕事柄、次第に古道具や茶の湯に興味を持つようになり、歴史への関心は必然と高まっていく。「これが高校時代だったら、
もうちょっと違う人生もあったよなあ」と言う内田君との会話がとても愉しいのは、古い焼物を前にして教科書に載ってない歴史の裏
側にスポットライトを当ててくれるからである。美術的視点だけではなく、経済、また作り手からの視点と、それぞれの立場に立ちな
がら「もの」に寄り添うように説明してくれる。誰も真実は分からないが、想像が膨らみ妙に納得してしまう。内田先生の高校教師も
あったかもである。
 焼物への並々ならぬ愛情は、内田君のその焼物コレクションからもひしひしと伝わってくるが、今展には鉄のテーブルや椅子、遊具
まで出品するという。陶芸家としてのイメージを固定化させたくない意図は何であろう。「例えショー的要素があったとしても、技を
出すこと以上に、技を受ける訓練を相当積まないと試合は成立しないんだ」と言う彼のプロレス論にヒントがあるような気がする。古
道具の歴史の裏を見つめる視線と同じ、見えないものを察する彼のバランス力というか、勝ちも敗けもなく両方を併せ持つ度量の大き
さというか、いずれにせよ生きていく力を感じる。昨今は、私はこうなんですというイメージの固定化や、善悪・白黒をはっきりさせ
ることで、自分を守りながら好感度を図る風潮になりつつある。作家たちも小粒化してきたような気がする。
 「俺たちの仕事は、夢を売っているんだ」という内田君の言葉は半ば冗談のように聞こえるが、技を受ける力を身につけることで、
人を元気づけようとしているように思う。垣根を作って守るのではなく、取っ払い、家を解放していくような生き方というのだろうか。
僕は内田君から生きる力をいっぱい貰っている。                               百草 安藤雅信
 



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内田 鋼一
1969 愛知県名古屋市生まれ
1990 愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科修了
1992 三重県四日市市に移り独立
1993 この年より個展を中心に活動
1999 「うつわをみる - 暮らしに息づく工芸 -」展
(東京国立近代美術館工芸館))
2003 「UCHIDA KOUICHI」展(Paramira Musem・三重)
作品集『UCHIDA KOUICHI』を求龍堂より刊行
2004 「静謐なかたち 内田鋼一 Uchida Kouichi works2003-2004」展(4th MUSEUM RIVER RETREAT 雅楽倶・富山)
2006 「陶芸の現在、そして未来へ Ceramic NOW+」展(兵庫陶芸美術館)"SOFA"(ニューヨーク)
JAPANESE CRAFTS(ギャラリーベッソン・イギリス・ロンドン)
2008 「新進陶芸家による『東海現代陶芸の今』」展(愛知県陶磁資料館)”melbourne Art Fair”(オーストラリア・メルボルン)”Rosso: Uchida Kouichi”(Daniela Gregis・イタリア・ベルガモ)「aim (art in mino)’08・土から生える」展(多治見市、土岐市、瑞浪市・岐阜)
2009 「第43回『明治村茶会』日本庭園、野点席 席主担当」(愛知県犬山市明治村)
2010 「第3回智美術館大賞展 現代の茶−造形の自由」展(菊池寛実記念 智美術館・東京)「茶事をめぐって−現代工芸の視点」展(東京国立近代美術館工芸館)
 
2011 「『MADE IN JAPAN』内田鋼一collection」展
(museum as it is・千葉)
「内田鋼一 茶の空間」展(樂翠亭美術館・富山)
「井上有一・内田鋼一」展(箱根菜の花展示室・神奈川)
2012 越後妻有アートトリエンナーレ(十日町・新潟)
「交差する視点とかたち展」(札幌芸術の森美術館/北海道立釧路芸術館)”SOFA”(シカゴ)
2013 「内田鋼一展」/-うつわからの風景-(Paramira Musem・三重
   
   
  他、スペイン・フランス・イギリス・イタリア・オーストラリア・西アフリカ・ベトナム・タイ・韓国・中国・台湾・インド・アメリカ・南米等で制作及び発表。





 
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