〈サロンについて〉
サロンとはもとは東南アジアで着用される筒状の腰衣のこと、これにオリジナルの様式やヴァリエーションを加え、現代に着続けて行ける衣服(アイテムとしては、スカート)としてご提案しているものです。筒状に仕立てた布の中に入り身体に沿わせて余分な布部分を引っ張り、腰紐を二重にまわし固定しますが、これには着物の着付け同様ちょっとしたコツがあり、直に穿いて頂き着付けさせて頂きながらご説明することに勝ることはありません。
3年前に「安藤明子の衣生活」という本を出版する機会を得、それ以来百草へいろいろなお問い合わせを頂きました。電話口やメールでの応対のみ、通信販売でお求め頂いた方がたには、「きちんとご試着頂き、着付けをさせて頂いていないので、ひょっとして着こなせずにいらっしゃるのではないだろうか」と、そのことが一番気になります。もしそのような方がいらっしゃいましたら、またどちらかで着付けをお伝えしていても、まだ着慣れずお困りの方、そして重ね穿きの組み合わせや丈の変え方など何なりと、この機会に、宜しければお持ちのサロンをご持参頂き遠慮なくご相談頂けますととても嬉しく存じます。
(今回は出版後初めての東京都内での展覧会となります)
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