私たちの日常生活で最も身近な道具のひとつにうつわがあります。 うつわは私たちのくらしにあまりにも深く、また身近な存在のために うつわの持つ機能や意味について考えたりすることはほとんどありませんが、 くらしの中でぼんやりと眺めていると、 なぜかふと空や宇宙がこころに入り込んで来ることがあります。 それは淡く澄み渡る透明な空、測ることのできない深い宇宙の森で、 私たちはこころを包み込み、魅了する不思議な世界。
今回はそんな気持ちを抱かせてくれるうつわを作られている 七名の作家の展覧会を催します。 山里にあるスレート小屋の静かな空間で それぞれのうつおを感じて頂けると思います。 ご期待ください。
ちなみにこの容器(うつわ)という言葉は 『うつお「空」』『うつろ』『空洞』に語源があり、 中にものを入れる(凹んだ)あるいは(袋)状の形態を示しているそうです。 |