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FUNKの周辺 4 あのリズム

ファンク特有の一拍目を強くするあのリズムを最初に誰が始めたのか、答えは誰にも分からないだろう。多分、自然発生的なものであり、黒人達の遺伝子の中にあるものだと思う。ジェームス・ブラウンが始めたとされているが、50年代のファンキージャズにもその萌芽はあるし、断定するのは難しい。

一般的に65年春に録音されたJ.B.の「PAPA GOT A  BRAND NEW BAG」が、あのリズムの初出されている。しかし、64年の9月録音の「OUT OF SIGHT」は、ほぼ同じ曲調にリズムである。更に遡り、63年のバラード集「PRISONER OF LOVE」の「SIGNED,SEALED AND DELIVERED」でもあのリズムで演奏されている。63年から64年頃の演奏は、まだファンキージャズの流れのようで、インパクトが弱く、まだFUNKという固有名詞は与えられない印象だが、「PAPA ・・・」ではやはり完成されていて格好良い。社会的には完成された時点で認められるので、「PAPA・・・」が最初ということになるだろう。FUNKの特徴はあのリズムだけでなく、J.B.が作ったあの音楽的なスタイルということが言えるかもしれない。やはり、J.B.は偉大である。

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コメント:8

cafe-shiroiro/ 橋本 崇 14-08-06 (水) 0:42

63年録音の「SIGNED,SEALED AND DELIVERED」 も、64年録音「OUT OF SIGHT」も共に
7inch (ドーナツ盤)でシングルが切られています。知名度は高くはないですが、
それなりに人気はあったことと思います。

特に「OUT OF SIGHT」は今聴いても、「PAPA GOT A BRAND NEW BAG」の原型となるような
曲調。まさに ”あのリズム”そして ”あの曲” の予兆とすら思えます。

ただ、音楽(リズム)に体を委ねるダンス的な要素がより明確になった「PAPA GOT A BRAND NEW BAG」の方が、一拍目の踏み込む力が強く、より広くこのリズムが認知されたのではないかと思います。
やはり名曲。格好良いです。

Takao Kato 14-08-06 (水) 11:26

実はJBが苦手なのです。常に気にはなっているのですが、とても日本人にはついていけないという、思いがあります。RapのルーツもJBにあると思いますが、気にはなるもののこちらから聞きこもうとは思いません。JBのPay Backという2枚組を学生時代に買いました。当時のロック少年だった私はプログレのバンドが片面1曲の曲が凄いなと聞いていましたが、JBは2枚組で4曲のみ(だったと記憶している)つまり全曲片面1曲。JBの音楽はディスクには収まらない。永遠に続くJB節とリズムについていけなくて投げ出したというのがホントのところです。

Masanobu Ando 14-08-06 (水) 23:29

橋本様
ひょっとしてシングル盤を持ってるとか?この時代のアルバムはシングルの寄せ集めですね。収録曲の時代幅も結構あるので、アルバムで音楽を聴く時代ではなかったのですね。

Masanobu Ando 14-08-06 (水) 23:33

加藤様
J.B.の音楽はプログレとは正反対の音楽家かもしれません。どうやったら聴衆に受けるか、エンターテイナーとして常に考えを巡らせていたと思います。それをやり続けたことが凄い。

cafe-shiroiro/ 橋本 崇 14-08-07 (木) 11:04

JBは主にシングル(7inch)で購入しています。なぜなら、JBファミリーの中でも
ジェイムスブラウンは特にオリジナルプレスのアルバムの盤質が極めて悪いものばかり。

恐らく、レコードをターンテーブルに乗せて、座ってじっくり頭(耳)で聴くというよりも
リズムで体が動きだし、全身でリズムを浴びるように聴いている姿が自然と浮かんできます。
そのような状況下で扱われていることが多く、ジャケット、盤質共に悪いものが多いのかなあ。
と勝手に想像しています。

一方、7inchは多少傷が多くても溝が深い為、雑音も気になりにくく
、FUNKの重厚な音を奏でてくれますし。又、JBに限っては7inchはオリジナルプレスに
関わらず値段も手頃なのも魅力です。プレス数が多かったからでしょう。

ただ、長尺の曲が多く、パート1とパート2が片面ずつ分かれている時があるので、
一曲という単位では聴きにくいのが難点ですが。

Masanobu Ando 14-08-08 (金) 10:31

橋本様
さすが、お持ちでしたか。聴くというよりは踊るための道具ということでしょうか。小学校以来、シングル盤買ってないなあ。一度、7inch聴いてみたいですね。

中上 修作 14-08-11 (月) 17:06

横から失礼します。JBならずともFUNKの7inchはオススメです。橋本様が書かれている通り、溝が深いため音のダイナミズムが違います。殊にMonoの7inchをMono針で聴くと、定位のど真ん中にリズムの塊が現れるのですが「顔面に生卵をぶつけられるような」とは、オーディオ的に秀逸かつ的確な表現だと思います。

以前、JBもファミリーも含め、マイナー系FUNKレーベルの7inchコレクションを一括で売っぱらってしまったことが未だに悔やまれます。

Masanobu Ando 14-08-12 (火) 2:40

中上様
中上君がFUNKを聴いていたとは、ちょっと驚きでした。それも7inchで。個人的にはステレオ録音が好きですが、ようやくモノラル録音の意味と良さが分かってきました。「顔面に生卵をぶつけられるような」とは、是非聴かなくてはですね。cafe-shiroiroで聴けるのかな。それにしても一括で買いたかったな、その7inch盤。

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