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ジャズ雑記 15 マイルスへの道 1

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新年早々、金沢市にある「モノトヒト」に行ってきた。生活工芸プロジェクトを辻和美さん6年間引っ張ってきて、そのまとめのトークショーがあったからだ。そこで面白い場面に遭遇した。3部構成の若手作家4人に辻さんが、尊敬するアーティストや作家は質問をしたら、ミュージシャンの名前を挙げたのだ。常々、僕は尊敬するアーティストはマイルス・デイビスで言ってきただけに、感慨ひとしお。確実にカテゴリーの壁は壊れてきている。ギャラリーのブログなのに、音楽の記事ばかり書いているから、とても嬉しい出来事だった。

ところで、そのマイルス・デイビスの周辺にも興味がある。「IN A SILENT WAY」はマイルスの最大の変化、60年代後半のエレクトリック化の先駆けとなったアルバムである。そこにスライ&ファミリーストーンの影響か、白人ミュージシャンが3人も参加している。オルガンのジョー・ザビヌル、ギターのジョン・マクラフリン、ベースのデイブ・ホランド。ザビヌルは4曲中2曲を作曲している。それぞれヨーロッパのミュージシャンで特徴があるが、ザビヌルの牧歌的な曲の雰囲気は、まさにこのアルバムの全体を支配して、とても良い。

写真のアルバムはNUCLEUSのELASTIC ROCKと渡辺貞夫のパストラル。二枚とも、「IN A SILENT WAY」の影響が如何に大きかったを証明している。ELASTIC ROCKの冒頭はトニーかと思わせるドラムソロから始まる。


コメント:2

cafe-shiroiro / 橋本 崇 16-02-06 (土) 23:57

「MILES IN THE SKY」 (68年)でエレクトリック化に踏み込み、最終形の「ビッチズ・ブリュー」に昇華させる助走としてこの「IN A SILENT WAY」が存在しているのかなあという印象です。
僕の聴いた順番では最初にビッチズ・ブリューを聴いてしまったので、???が点滅し、訳が分からなかったのですが、構成メンツや時代背景的なものを踏まえてこのように順に追って聴いていくことが理解につながるもの(だんだんと耳が慣れてくるという意味も含め)だと後に思ったものです。
しかし、改めて見てみるとこの「IN A SILENT WAY」の構成メンツは凄いですね。ジョーザヴィヌル→ウェザーリポート、チックコリア→リターン・トゥ・フォーエヴァー、ジョン・マクラフリン→マハビシュヌ~ そして名盤ヘッドハンターズを発表するハービーハンコック。 後のシーンを作り上げていくメンツが
勢ぞろいしているわけですから。そして忘れてはいけないトニーウィリアムス。それをまとめ上げるマイルス。さすが。
NUCLEUSのELASTIC ROCKと渡辺貞夫のパストラルは聴いたことがなかったので、是非、じっくりと聴いてみたいと思います。

Masanobu Ando 16-02-07 (日) 13:23

橋本様
最終形と認識しているのは「on the corner」ですね。行くところまで行っちゃった。トニーもその後ライフタイムというバンドを結成してます。時代の要請にエレクトリックは合ったのでしょうね。

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