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2015-06

アメリカのロック 1 Neil Young

Neil Young

ロックの定義を正確に述べることは僕には出来ないが、1950年代にブルーズやカントリーミュージックの影響を受けたロックンロールを源流とし、社会への主張を持つ音楽というのがイメージとしてある。いやいやもう商業主義に乗っ取られているでしょという意見もあるだろうが、その中でも初心を忘れないでやっているミュージシャンもいる。それがニール・ヤングである。カナダ・トロント出身であるが、同じくカナダ出身のジョニ・ミッチェルやザ・バンドのように、何故かピュアなアメリカを感じてしまう。

ニール・ヤングにはソロ名義のアルバムと、バックバンドにクレージーホースを従えたアルバムがある。ソロ名義のものはアコースティックギターの演奏も入り、フォークシンガーの一面も見せてくれるが、クレージーホースが入ると全面エレクトリックとなる。フォークを歌う時、鼻に掛かった不安定な音程のあの声が繊細に響いてくるが、エレクトリックとなると同じ声なのに、何かを訴える悲痛な叫びに聞こえてくるから不思議である。ギターもそうだ。アコースティックギターの時は、1音1音を大事にしているサウンドであったのに、エレクトリックになると技術は飛んでしまい、武器のように攻めてくる。

ボブ・ディランもそうだが、未だに新曲で攻めている稀有なミュージシャン。こういう人をアーティストと呼びたい。

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