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2013-12

裸形のデザイン

裸形のデザイン1百草での内田鋼一展で12月22日に対談を催します。最初は、内田君と僕の焼物コレクションを寄せ集め、焼物の作り手が古い物から発見したものということで「教科書に載ってない焼き物史」をする予定でした。

しかし、内田君と話している内に、古道具のコレクションでそれぞれ独特の視点を持っていらっしゃる、大西静二さんと山口信博さんにも話を聞いてみたいねとなり、お呼びすることになった。

大西静二さんは「裸形のデザイン」、山口信博さんは「白の消息」という、御自身のコレクションの書籍を上梓されている。センスの良さ以上に、現代美術とも言える切り口の新鮮さが感じられ、これこそ現代の数寄者、日本人はやはり凄いうなってしまう。ちなみに大西さんから事前に持ってきて頂くコレクションの企画書を頂いたので、先に御報告します。全文、そのままです。参加予約にまだ余裕があります。是非御参加を!

 

 

(1)一応古物だと思っている、チョイオモシロ焼き物。(オリジナル状態)

A, 「白磁・ブック形の片口」(iPad2を厚くして立てたモダン形。亡きS・ジョブズ氏へ)
⇒機能に即した各部の形の創造が秀越だ、この考えは何処からきたのか、教えられる。
B,「白丹波ローソク徳利」(H130程、肩はスパッと水平、何でも無いけどブレが無い)
C,「朝鮮塩笥の小壷」(粉引か無地刷毛で酒呑みに転用。’86頃・大阪城三の丸発掘出土?
との触れ込み。茶道資料館に類品有り。半倒して遊ぶも酒こぼれず塩笥の優秀さに感服)

D,「白磁の剣先コップ2種」(型造りと手造り。別にガラスで無いけんどコレもアリだ)
E,「白磁の茶筒」(H140、◯70のソリッドな丸筒、角の筒は無いのか~)
F,「黄釉のぐい呑み・2種」(南仏やろか、ロクロ目あり、騒ぐな唐津よかハイカラやろ)
G, 「灰落し・芯切り入れを筒杯に」⇒煙り返しが酒の流れを適度に緩め、薫りも向上するよ、
嬉しい発見だった。 アンタ達、唐津の筒なんか止めたほうがいいよ。

(2)ちょいオモシロの古物の様なモノ。(オリジナル状態)

A,「朝鮮の石製ショウガ摩り皿」(日々の皿として使用、これがホントの石皿ちゅうモンや)
B,「カスガイ継ぎだらけの朝鮮石鍋」を皿にしとる。(何でここまで直さなアカンの!)

(3)欲しいが無いので古物に手を加えて⇒「焼き物の盆」作った。

A,「フランス白釉コンポートの脚台をカットし、径一尺・焼き物の白い盆に仕立てた」
B「南仏・黄釉のパイ皿か?をフラットな渋い盆に見立てた」(畳に合う・オリジナル品)
(独り暗~く飲る酒には陶製の酒盤が相応しいとの結論に至った次第、自分だけやろな)

(4)崇高なる「家庭内出家道具」⇒韓国石材取り寄せ作ったんやけど。何かある、、、
(韓国・長水石をゴリゴリ削り、エグリ、焼いて真っ黒にした)

A,「丸~い石鉢」⇒家庭内一人托鉢に供する、で日々修行す。めし・汁の碗にもなる。
B,「石の面取り大筒」⇒世の酒好き・筒好きを黙らせる最終兵器やから極密にしとる。
C,「石の鎬ぎ大筒」⇒コレも作ったけんど普通の方は要らんモンやろ、だから極密じゃ。

(5)どうにも欲しい白琺瑯のコレが無い⇒じゃ!と世直しのため一応作ってみた。

A,「白い琺瑯の隅切り盆」⇒縁高10ミリ、誰にも貸さんぞ!
B,「白い琺瑯の茶杓」⇒長短三種。 結果、蜂蜜舐めにGoodだ。
C,「白い琺瑯の片口」 ⇒どれも常人は騒がんモンやから日頃隠しとるよ。

(6)コスト削減策で生き残りを図る ⇒波佐見焼き等にみる改善手法。
(波佐見の碗・皿、瀬戸美濃の皿、安南の碗など)

A,「歩留まり対策」⇒分厚い器形でヘタリ・変形防止。
B「重ね焼き」⇒見込みの蛇の目釉剥ぎやアルミナを介し、直に重ねて焼成効率UP。
C,「簡素な絵付け」や「生掛け焼成」で手間・材料の低減。

中国華南の連中から教わったか、マネたんやろナ?
安南の見込みの手抜きは大胆でエエで、さすが本場物や。
(ディーズホール土器さん宅台所に乗込み強奪してきた無地安南)
やっぱ比べたら我が波佐見は生真面目やな、線が細いわ。

(7)ユーザー指向した実用性対策の例。

A,「軍用食器に観られる二つの口造り」⇒高級将校・皇族用は一等材で薄造り、
他の軍人用は三等材で口は強固な玉縁、実用に耐える対策が観えますな。

(8)「寒いから湯たんぽ」⇒戦後直ぐのアルミ湯たんぽのチョイ熱い話し。

A,「四角い湯たんぽ」⇒モダンなアルミ鋳物に参りました。これもS・ジョブズ
さんに信を問いたいです、 昭22頃のモノやけどアンタ好きやろ、と。
それにしてもMacBook Airと好勝負やな、グッド デザインだ。

B,  「アルミ鋳物湯たんぽがホンダ自転車バイクの原点」、これホントの話し。
⇒昭22頃エンジン付き自転車バイクの開発時、近所で作っていたアルミ
湯たんぽに・・本田さんが閃いた。早速分けて貰い燃料タンクの試作品に
改修し、テスト走行したと。

アルミ一体鋳造に拠る画期的な生産合理化の考えはこの湯たんぽが原点だった。
現在オートバイ トップのHONDA 、一方の湯たんぽ屋さんは→遠州軽合金。
今や世界有数のアルミホイール製造の「ENKEI/エンケイ」に発展した。

(9)本物のニセモノ

A, 「MUJIメイクBoxを茶の箱に」⇒随分前に作り色々と仕込んでいる。
無印ポリプロピレン筒を茶筅入れに、クリヤケースに白い琺瑯茶杓。
無印デザインは他との組み合わせ許容度が高く貴重な存在だ。
勝手に廃版しちゃ困るよ!

茶碗⇒南仏・黄釉のカフェオレ碗。
これで枇杷色の夢観ようとしとるが、どやろか。
(銘:Sarkozy/一応ゴメン)

B,  「越中富山の置き薬函に茶碗を仕込む」⇒函をぶら下げてウロチョロする
ありふれた日々を送る。

茶碗⇒枇杷色・瀬戸大ドンブリ。 手にしつつ一人「About  ido」、
「本物のニセモノ」が分相応なんだろう。

大西静二

ジャズ雑記 11? ジャズボーカル

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消失したブログも一部を除いて復活できると、二人の方から連絡がありました。写真は完全に消えていたので再録になるが、徐々に昔のブログも載せていきたい。何でも書いてみるものですね、データはどこかに残っているということか。文字情報の強さを感じました。

ところで再開したものの、2013年のブログは復活させられなかったので、ジャズ雑記がいくつまでナンバーされていたか分からない。勝手ながら11からスタートします。ロバート・グラスパーの情報を探していて引っ掛かったのが、このアルバム。ジャズの中でもボーカルとビッグバンドは苦手なジャンル。なのに妙に気になって買ってしまった。何故苦手なのかを考えみた。

ジャズの歴史を大まかに分けると、40年代のビパップ、50年代のモダンジャズ、60年代のモードジャズ、70年代のフュージョンとなるでしょうか。ジャズファンのほとんどがモダンジャズファンですね。劣等生の僕はモードジャズとエレクトリックジャズが好き。ジャズボーカルとビッグバンドは40年代から50年代のジャズを基にしているから、聴く気になれないということかな。

しかし、このgretchen parlatoのアルバムは、モードジャズが基になっている。ウエイン・ショーターのjujuやハンコックのバタフライを歌っているから、趣味が分かりますね。アレンジが良い上に、パーラトのボーカルが楽器のようにピアノトリオに馴染んでいる。というよりはクァルテットの演奏のように聴くことができる。7曲目のweakは出色の出来。曲によってドラマーが違うが、kendrick scottが良い。DVDも付いていてお値打ち。

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